人気ブログランキング | 話題のタグを見る

世界一の祝い処と学び処

FUNEプロジェクトで出会った横浜の六川(ロクガワ)さんというご家族に誘われて、横浜市内の南万騎が原駅近辺にあるこども自然公園でキャンプをしてきました。まあ正直田舎者の僕からしたらキャンプには見えないが、子どもにとっては良い経験が豊富に用意されていそうなところではあるだろう。

そしてなんとまあ、またしても誕生日祝いをしてもらっちゃいました!!
24年間なんとか生き長らえて来て、こんなに多くの人に祝ってもらったことは、ほんとにない。
横浜はなんて祝ってくれる場所なんだろう!!

世界一の祝い処と学び処_d0089386_22253682.jpg


六川ファミリーの長女アヤカちゃんも22日で10歳になるということで、合同でお誕生日会をしてもらいました。
ちなみに右のケーキは自分でデコレーションしたのよ。
いちごのマスト、みかんが船よ。

世界一の祝い処と学び処_d0089386_22255276.jpg


アヤカちゃんも誕生日なのに、お手紙入りのプレゼントをもらいました。中身は北海道名物ジャガポックル。アヤカちゃんの大好物らしく、ご賞味あれとのこと。なんかジャガポックルとけっこう縁があるなあ(笑)

何かすてきなお返しがしたい。のだけれども、アヤカちゃんの兄に聞いても好きなものがよく分からないらしい。うーん、どうしよう。こんな時、作品がオブジェだったらいいのになあ、と思うけど、思っても致し方ない。

世界一の祝い処と学び処_d0089386_2226797.jpg


六川ファミリー次男のユウタは、将来の夢は芸術家。早いうちに摘みたくなる才能の持ち主。この日は突然「芸をします!!」と言い始め、模範的なサラリーマンだなー、と思っていたら、登場したのは手作りのバイオリン。キュッキュッキューと音を担当したのはお母さん。すばらしい芸であり、すばらしい術だ。うかうかしてられない!早く俺も良い作品を作らなければ!!

世界一の祝い処と学び処_d0089386_22262058.jpg


この日の食事は六川ファミリー名物!!かどうかは定かではないが、母特製カルボナーラ定食。
カルボナーラって初めて食べた。その上定食になって来た。

世界一の祝い処と学び処_d0089386_22262925.jpg


食後は芸術家ユウタと2人で積み木で遊ぶ。なんとなく2人で船を作った。もの作りを純粋に単純に楽しむ気持ちってどっかに忘れて来てたのかな。昔はレゴブロックとか、油粘土でよく遊んだな。今はすっかり遊び方を忘れてしまった気がする。

最初はテレビを観たがってた子どもらも、あきらめたのか敷き布団で思いっきり遊び始めた。ホコリをいやがってた子も最後は布団にダイブする。
布団は元々遊び道具ではない。でも折り畳んで積み上げれば跳び箱にもなるし、一枚下に下ろしておけば、着地用のマットにもなる。こんなモノの見方はテレビじゃ教えてくれない。テレビは強制的にテレビとして観るためのモノでしかないだろう。きっと今の学校でも教えてくれやしない。やはり、遊びが発見の場であり、学びの場である。
ワークショップという手法に出会っておよそ3年。何となく流れに乗ってやってきて、なんとなく向いているだの言われながらやって来て、どうしても子どもに接しなければいけないからやって来て、いよいよ本腰を入れて自分の手法として確立していこうという覚悟を決め、どうしようもなく、否応なくぶつかった壁は“教育”という大きな壁。誤解のないように先に言っておくと、大人として、子どもに教育を施す!という偉そうなことではない。僕は父親でもなければ、教員でもない。ただのアーティストであり、ただの社会人だ。でも1人の人間として、学んで来たこと、大切だと思うことを伝えたい。それは作品を通して発信したいメッセージでもあり、遊びの場を通してでもある。
でも、「教えたい」というのは少し違う。共に学びたい。遊びの場は自分で学ぶための場所だ。それは子どもも大人も関係ない。むしろ子どもを教育しようとしている偉そうな大人どもが、もう一度学ぶべきことの方が多い。
ワークショップに来て、子どもをスタッフに押し付ける親、教員のせいにする親、学校の教員のレベルも相当低いが、大人のレベルも大して高くはない。学んでいくこと、教育、遊びの場に大人も子どもも関係ない。ワークショップという手法の1つの可能性は、共に学んでいく場が作れるということだ。

でも本当に難しいのは、相手に学ばせることではなく、相手を学ぶ気にさせることだろう。
道はまだまだ長そうだ。


にほんブログ村 美術ブログ 現代美術へ

どうもクリックしてもらうものらしい!