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nodeFMーお話しする美術館

nodeFMーお話しする美術館 終了しましたありがとう。
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(photo by 八幡亜樹 / 前橋研究所の前にて、中島、毛原、佐橋の3人で)

オルタナティブなホワイトキューブスペースとして展開している前橋文化研究所にて、
こたつをターミナルとして仮設ラジオ局を作りました。
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(photo by 八幡亜樹 / 全景)

前橋に美術館を作る

ということを目的にしてみた時に、前橋出身で前橋市民である自分と東京芸術大学で美術なるものを学んでいる自分に、果たして将来、1人の人間として、前橋市民として、アーティストとして、何ができるんだろうか、ということを考えてみようと思いました。

そして、これから(暫定的に)アーティストとして世に出て行くわけだけれども、ところでアーティストって何をやる人なの?
という疑問。
これを考えずに僕はアーティストを名乗れないとしか思えない。

ラジオの中で、アーティストないしは作家、ここではアーティスト=作家ということになるけれども、「アーティストは作品だけ作ってればいい。」という意見が現役アーティストの口から飛び出すのですが、
僕はそうは思わないし、本当にそうであるならば、僕はそれにはなりたくない。

アーティストは食えない。
と言われる1つの理由が、まさに作品だけ作っていて、誰かが買いにきたり、自分の作品をかわりに売り込んでくれる様な代理人が表れるのを待っているからであると思う。そうゆう仕事の人とそれができる環境が必要だとラジオの出演者は言った。それは確かにそうなったらいいかもしれないけれど、今現在はそうではない。誰かが作ればできるのかもしれないけれど、やってる人なんていっぱいいるだろうし、実際はないわけだから、日本には必要がないんだろう。海外にはあるとは言ってもそれはやはり海外の話しだから。

んまあ、経済のことはよく分からないけれど、海外のアートが売れるモデル、こうゆうものを勉強するのは必要なことだから、これから学ぼうとは思っているのだけれど、それに縛られるのはよくないよね。

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(photo by 八幡亜樹 / ゲストたほりつこ)

まあ暗い話しはよすとしても、今回の目的は美術館を作るだけではなく、そこで働く、または関わることになるであろうアーティストの仕事、そしてその職場としての美術館とは何か。それを話したかったわけです。

従来のもの作り型のアーティストに疑問を持ち、美術大学の受験当時に、彫刻科かデザイン科を受験することを踏みとどまり、先端芸術表現なる意味不明なところを受け今に至るわけで、入学当初からものつくりだけで終わるアートはしたくなくて、最近ようやく自分のやるべきことの片鱗が見えて来て、そして来年に迫った卒業、そしてその後自分が何をして、つまりどんな職業につくか、ということに置き換えてそろそろマジで考えていかなければいけないと思っているわけです。

まあなんにせよ、最近思う事は、リアルに楽しければ良いということ。
自分の周りを幸せに、楽しくさせられて、自分も楽しければ良いということ。
大げさに例えばアートで世界を変えるとかは全く思わないけれど、例えばアートにそんな力があるんだったら、僕は自分の周りから、世界を変えられればいいと思うし、なんにしても、楽しくなればいいわけだから。
それに楽しいということは当たり前の生活ができているということで、それはつまりある程度のお金があるというとだから、きっとどこかで稼げているはずだし、みんな楽しいことにはお金が集まってくるだろう。
そんな感じ。ね。

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(photo by 八幡亜樹 / ゲストたほりつこ2)