こうゆうネタは割と好き。

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渋谷の某パスタ屋の壁です。
呼び鈴とはおそらく注文等で店員を呼ぶためのボタンのことだと思います。
が、この店には肝心な“ボタン”的なものが排除されているのです。


つまりこれは店員を呼ぶな、ということなのでしょうか。
しかもこの店の禁煙席スペースにあるものなのですが、その6畳ほどのスペースにこのボタンなし呼び鈴が1つ設置されている状況です。
つまりタバコを吸わないお前らは店員を呼ぶな、ということなのでしょうか。


ボタンというのは押すものです。
押すために出っ張ってて、その形は押したくなることをアフォードしています。
ピンポンダッシュとか誰もがやったことあると思うけど、ボタンがあると押したくなる。
携帯電話とかが置いてあると意味もなくいじってしまう。


でもこの写真のボタンはその押したくなる欲求を完全に押さえ込んでいる。
店員が呼びたくても、ボタンが押したくてもボタンがないのに、あたかもどこかにあるかのように振る舞っている。




こうゆうネタはいわゆる『トマソン』とか『Vowネタ』と呼ばれる。
トマソンとは赤瀬川源平というアーティストの作品(?)なんだけど、当時巨人に助っ人外国人として2億円の契約料で入団したトマソンという選手がヒットもろくに打てなくて、結局1シーズン持たずにやめさせられたことから、路上にある全くなんの役にもたっていないものが保存されている状態のことをいう。

このボタンもおそらく昔はボタンがあって、なんらかの理由で必要がなくなり、とりあえずボタンだけを隠した状態である。
でもなぜに呼び鈴という名札を外さなかったのかという話だ。
しかも写真を見てもらえば分かると思うのだが、少なくともイタリアンの店にある呼び鈴の札のデザインにしては、和風に近くはないだろうか。
合ってなくもないとも言い切れないかもしれないが、もしかしたら今のイタリアンの店になる前からあったのではないかとか考えてしまう。



さて、どうゆうオチを付けようか、悩んでしまっているのだけれど、
とりあえずこれほどのネタならもっと簡潔に文をまとめた方がきっと良かったな、
とか思いつつこうゆうネタは割と好き。
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