金づちで絵を描く

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幼稚園のアトリエコーナーは、絵の具やら木工やらをすることができます。絵を描いている子の隣で木片に釘を打ち込んでいる子がいる、という風景は珍しくありません。
子ども達は、友達が使っているものや持っているものをすぐに欲しがります。絵を描いていた子が、となりで金づちを使っている子を見て、
「〇〇ちゃんと同じの使いたい」
と言います。
「金づち?絵を描いてるのに?」
と思いつつ金づちを出して渡すと、紙を叩き始めました。
木工をやっている子達もそうですが、何かを作るという目的が明白で、金づちと釘という道具を選択し、金づちで叩くという行為をしている、というわけではなく、"金づちで叩く、のが楽しい"とか、"友達と同じことがやりたい"という動機でしかなく、それはただのアクションになっています。
なのでこの絵を描いていた子も、隣の友達と同じように金づちで叩きたかったんでしょう。

そこで、金づちに絵の具つけてみることを提案しました。
「いいの?」
と聞き返してきたのが意外でしたが、筆で金づちに絵の具をつけて、紙を叩き始め、やがて絵の上にボタボタと絵の具をこぼしてその絵の具をめがけて叩き始めました。

ジャクソンポロックも顔負けのアクションペインティング!

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つられて他の子も参戦!

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予想通り紙はぼろぼろ!

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金づちもカラフルに!
(もちろんちゃんと洗いました。残念。)


この子も、「いいの?」と聞き返してきたように、金づちに絵の具をつける、ということは、やってはいけないこと、という固定観念が生まれてしまいます。特に大人は。
普通に考えたらやってはいけないこと、を含めて、今までなかったものを組み合わせていくだけでも、おもしろい発明は生まれていきますね。
0から1を生み出す喜び、というよりも、1+1=10とかそういう感じかな?

やってはいけない、というのが植え付けられた考え方になっていくのではなくて、どうしてやってはいけないのか、どうしたらやってもいいことに変わるのか、って考えることも大事ですよね。


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