行ったことのないところへ行く

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アトリエはいつも掃除が大変です…。
最後は先生達総出で手伝ってもらってます。ご迷惑おかけしてます。

年中さんが割とよく来てくれるんですが、今年の年中さんは個性的らしく先生達も大変そうです。アトリエに来ると体に絵の具を塗り始める子達がいて、いつも塗っていいかどうか聞かれます。
僕は別にいいんだけど、親御さんに怒られたらしくダメって言わなきゃいけないのかな?

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年長の男の子達は木工をやりたがります。
去年の年長さんがやっていたことに憧れている様子で、始めは木を金槌で叩いているだけでしたが、それがだんだん大きくなり、机いっぱいの船に発展しました。1人の作品ではなくグループで作っていて、そのメンバーが揃わないと制作をし始めません。

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ナカダイの素材も使って日に日に進化しており、彼ら曰く12月くらいまで制作が続くそうです。今はまだ各パーツがバラバラに分かれていますが、12月まで時間があるならきちんと浮かぶように再構成することも可能かな。

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最近は鯉のぼりを作るために、色んな布を用意して遊んでいます。
日暮里繊維街で買ってきた長いままの布で色々遊んでいます。でもやはり大人と違ってちょっと間違えば骨折や最悪命を落としかねない、素材でそこまで考えなければいけないというのは、ある意味初めての経験かもしれません。僕にとっても大きなトライアルの連続で、日々勉強、日々トライ&エラーです。それは先生達も一緒で、ここはいい幼稚園だなあと思います。トライ&エラーが一番経験として強いものだし、そこから学ぶことも多い。危険なことは排除する時代、トライ&エラーのリスクは無くしてルーティーンでやり過ごしている幼稚園や学校は多い。
話が反れてしまった。

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最近、わんぱくな年中さんの中に、幼稚園の柵の外に出ようとする子がいるらしい。脱走ではなく、冒険のつもりなんだろう。清心幼稚園は街中にあるので、周辺は車の往来が激しく、やはり危険。柵の外に出てしまっては、先生達も守り切れない。でも彼らは行ったことのないところへ行ってみたいんだろう。
行ったことのないところへ行く。
僕の移動へのモチベーションは、彼らと同じでそういう好奇心から来てるのかもしれない。今度一緒に飛びだしてみようかな?
最近は忍者が流行っている。布を顔に巻いて、忍者になりきったり、掃除用の重曹を魔法の粉と呼んだり、木工で船を作ったり、彼らの想像力は常に"ここではないどこか"へ自分が行くためにあるのだろう。
体の小さな彼らは僕らよりこの世界が大きく見えているんだろうし、まだ行っても良いと決められる範囲が狭いから、きっともっと広い世界を知りたくてウズウズしているはず!

この幼稚園は教育方針で「これをしてはいけない!」という言い方を先生がしないようにしている。園児と一緒に「どうしたらいいか」考える。それは先生達にとってもトライアルの連続で、エラーを体験し反省/修正しながら経験を増やしている。つまり先生たちにとっても"行ったことのないところへ行く"日々なんだろう。

来週はちょろっとだけだけど幼稚園へ行く。
どんなところへ行けるか楽しみ。

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