アーティストインレジデンス始めます!

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前橋で新しいプロジェクトを立ち上げています。
地域に根ざす意味、地域密着型であることを考えながらアートプロジェクトを企画・運営する任意団体出来事のホームセンターという団体を作り、記念すべき企画第1段として、アーティストインレジデンスプログラムを企画中です。
1人目のゲストアーティストは、染織をライフワークにしている海老由佳子さんです。
年齢不詳系のとてもきれいな女性です。
先日前橋にお越し頂き、レジデンス候補地と活動エリアになる粕川周辺を下見しました。

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今回のレジデンス先は、一般家庭に宿泊するホームステイ方式にしてみました。粕川町室沢という集落にある内山邸と粕川町膳という集落の坂木邸の2カ所でホームステイしながら制作します。
この日は室沢にある内山さんちにお邪魔し、ご主人に企画を説明。まさにライフワークと呼ぶにふさわしい即興色見本をお見せする海老さん。この後の下見で明らかになったのは、色が出そうな植物を見ると採集し、もしくはこの布にこすりつけて色を記録していたこと。日常のあらゆるもの/ことが素材になりうる海老さんのライフワークとしての染織。色見本だけでも十分面白い作品が展開できそうです。

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内山さんちの周辺は、未だに舗装されていない道が続いている。裏庭のように続く林に入っていくと、時代が分からなくなるようなひっそりとした森と、新しく税金を注ぎ込んで作られた農業道路が入り組む不思議なエリアだった。(あ、それは僕の興味であって海老さんのレポートではないですね。)
という感じで内山さんがこの土地を気に入る理由にもなっている周辺の環境を見せて頂き、車で粕川エリアをざっと紹介してもらった。海老さんもかなりこの土地を気に入ったようで、気がつくと何かを拾っていた。

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平成の大合併とはよく言ったもので、僕が大学在学中に前橋の地図は変わっていた。僕が幼稚園時代を過ごした富士見村、フラワーパークで有名な宮城村、そして今回のエリアである粕川村が、新しく前橋になった。今まで前橋ではなかったところが、前橋になり、「前橋のコアなところが見たい」という海老さんオーダーに答えるための前橋の形が、今と昔では違う。僕がなんとなく思いついたのは『十二山』だった。
十二山は多分元々富士見村だったんだと思う。小学生の頃、野球部の友達とよく自転車で出かけたことを思い出し、当時の記憶を頼りに、車で向かう。道が新しくなり、家が新しく建ち、自転車と車の身体性の違いを考えながら、古くなってしまった記憶を頼る。
ほぼ偶然に、いつも自転車を泊めていた場所にたどり着いた。

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15年ぶりに訪れる十二山から、15年の間に変わった前橋を眺める。

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海老さんは相変わらず収集を続ける。
今回は3月の開催のため、植物がわんさか生えている時期ではない。
寒い前橋の冬を越え、これからめぐみの春を迎える土で染めるプランも考えているとか。
泥染ってのもあるんだそうです。
土、畑、耕す、文化、アート。
うーん、面白いキーワードが出てきた気がします。

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さて、今回のレジデンス企画は、ホームステイ。
この内山邸離れをお借りすることになりました。
前橋の中心地から離れた離れで、人とのつながりを考えながら作品を作る。
この離れはその活動の母屋(ターミナル)になります。

出来事のホームセンターふぞくアーティストインレジデンス
vol.1 海老由佳子『はなれおもや』

会期:3月9〜21日
オープンスタジオ:3月12日(土)、20日(日)

さて、どんなことが起こるかな!
乞うご期待。


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