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結局地下のスペースは使えないことになり、代わりに同カタクラショッピングプラザの5階にある、元ゲームセンターのスペースで展覧会を行うことがほぼ確定した。
地下よりも狭いがそれでも200坪はあるので十分広い。

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地下スペースの野暮ったい雰囲気とは違い、悪くいうと中途半端なスペースだけれども、僕らが最初からやらなければいけなかったことは、会場をアートパス(学校での展示)以外に自分たちで用意し、そこでアートパスを抜け出すだけの意味のある展示を行うことだから、どこが会場になろうと、そこを全力で面白いスペースにすればいいだけの話。
全然難しい話ではない。

まあメンバーそれぞれに地下への未練やら色々あっただろうけれど、今回は5階のスペースを面白くすることに時間と力を全力で注ぐということにみんな納得してくれた。


このプロジェクトが始まって実は1週間しか立っていない。
まじ自分で言うのもなんだけど、今回のこのスピードと行動力は驚異的だ。

それと言うのも敏腕な同級生のサポートがあったからこそだ!
1週間でなんとMLの投稿数は100件を越えたし、ミーティングの合計時間も15時間はいってるだろう。

ほんと今回のメンバーはつくづく最高だ。
これからも一緒に仕事したいと、初めて思った。
特に来年の卒展の運営班はぜひ我々に任せて欲しいくらいだ。

やっぱ自分だけじゃ気付けない小さいことや、気が回らないことをやってくれる人、
不安因子をしっかりとフォローしてくれる人、
何よりもちゃんとリアクションをとってくれること、
リーダーの僕が楽なチームはやっぱいい働きだ。

褒め過ぎか。
問題はこれからだ!

会場はホワイトキュープではないから、会場整備から行わなければいけないし、壁や床を白く塗ることもできない。
つまりは基本的に元ゲームセンターの跡地を作品展示会場として美しく、展覧会場として面白い展示コンセプト、会場構成の精度の高さが要求されているわけだ。

しかもお金は自分たちで払うわけだから、壁を建てられたりするわけもない。照明も自由ではないし、ルールも多い。
まじで試練だけれども、やっぱりそれをはねのけて、面白くしてやろうと考えるのが面白い。

最近とてつもなく長い間運転してたりするんだけど、そのハンドルを握ってる時も、風呂に入ってる時も、ずっと考えてる。



締め切りは今週木曜日。

さてさてどんなんになるか。
乞うご期待。
今週は夏休みがようやく終わり、いろいろなことが激進した。

1つは3年のカリキュラムの発表について。
もう1つは研究室の展示について。


研究室展については、まだ話が出た、というくらいで僕の中ではあまりクリアな話ではない。ただ、先生が助成してくれるということなのだが、そのギャラリーが驚愕の使用料1日25万円也!!

この値段、半端じゃない。
正直そんな値段を払ってまで展示をする意味を全く見出せない。
この話はぜひなかったことになるといい。



今日は丸一日、3年カリキュラム「インターメディアプラクティス」というわけの分からない名前の実技授業の成果発表について費やしました。

ことの発端は昨日。
3年後期ガイダンスにて。

今回のインターメディアプラクティスは4月から継続されているプログラムなんだけど、その最終発表を12月に行うというもの。
その12月というのは、毎年茨城県取手市で行われている『アートパス』というもともとは学部の1年生の成果発表創作展が行われる時期だ。
つまり学校側の指示としては3年生も今回の課題の作品をアートパスに出品し、それを評価しますということ。

しかし、僕が思う事はアートパスというのは運営から何まで1年生が行う展覧会である。つまりこのイベント自体1年生のためのもので、要は美術というものに飛び込んだ1年生に展覧会というシステムを経験させるという主旨がある。人にもよるが、1年生で大きな展覧会を経験したことのある学生というのは少ない。つまり右も左も分からない状態からスタートするわけだ。
毎年きちんとお客さんに公開するに至ってはいるが、それに至までに前途多難を辿ることになる。
学部の3年になり、自分のことがようやくようやく見えてきたこの時期に、1年生が用意した舞台にて、1年生の失敗に巻き込まれるのはどうか。という話である。

もう1つは、場所の狭さである。
毎年1年生が行う展覧会なのだが、昨年度から我々の学年が出品を課題とされ、初めて2学年分の展示を校内で行うことになった。そうすると、展示に使える場所というのはあまりないので、場所が足りなくなる。足りなくなるというほどキツキツの展示には見えないのだが、要は作品が集中する場所というのがだいたい決まっている。校内ギャラリーはもちろん、白い壁のある部屋や暗幕が用意されている部屋、個室に手中する。
しかも1年生のイベントなので、1年生が優先的に場所を選べる。
ということで昨年も個室を1人で占領することができなかったわけだから、今年3学年分の展示をすることになったら、結果は見えている。



結果、自分たちで同時期に取手市内で場所を用意することになった。

東京芸大は毎年卒業制作展を上野で行っているのだが、僕が所属している先端芸術表現科は卒業制作展を上野では行わないことになっている。1年かけて自分たちで場所を探す所から始めなければならないのだ。


ということもあり、来年のことも考え今から体験してみようという有志が集まり、今日早速場所探しを行ったのだ。


とりあえず駅前にあるギャラリーや今までに何らかの形で展示に使われた施設を見て回り、市役所の文化事業部なんかに行ってみたが、そうゆうとことは取手市内で趣味で絵を描いているようなおばちゃん団体とかが使いたいだの言って来るような場所。
僕らが1から探してやってみようとしている“挑戦メニュー”とはかなりずれている気がした。


次に探してみたのが、廃校になった学校のような施設。
地元の同級生に聞いたら、廃園になった幼稚園があるというので早速行ってみると、場所も雰囲気も条件もけっこうよくてみんなかなり気に入った様子。

テンションも高まり、さっそくそこを借りる交渉をしてみる。
が普通に失敗。


やはりいきなり出て行って貸してくれ、というのはきついようだ。
市役所から借りるにしても個人から借りるにしても、東京芸大の学生だから優遇されるわけではなく、東京芸大のなんらかの団体から紹介や取手市内にある団体からの紹介というのがあると良いのではないかということになり、取手アートプロジェクトの事務局を訪ねてみた。

取手アートプロジェクト(TAP)は東京芸大と取手市、取手市民が三位一体となって取手市活性化を目的にアート活動とマネジメント教育を行っている。
(実際は東京芸大からの参加はほとんどない。)

僕は昨年度のTAPを少し手伝っていたこともあり、スタッフにいくらか顔が聞いたので、すんなり自称取手の母、芸大の母を捕まえることに成功し、事情を説明し、いくつかそういった展示に使えそうな場所を紹介してもらうことができた。

その1つに最終的に決定しそうな雰囲気で、それは取手駅東口徒歩1分にあるカタクラショッピングセンターというまさに郊外を絵に描いたようなさびれたデパートである。
そこはTAPが事務所として使っているスペースということもあり、使えるスペースの情報も充実していて、1フロア丸々空いていた地下1階と最上階の元ゲームセンターのスペースを見せてもらい、相当広大なスペースを持つ地下1階に決まりそうだ。

ただ、ほんとうに広い。
正直最初は広すぎて無理だと思った。今回は6人で行ったんだけど到底6人じゃ使い切れない。でも見てるうちにどんどんワクワクしてくる!
なんだこの胸の高鳴りは!!

こ100m×40mはあろう広大なスペースをもし使い切ったら!
間が空くことなく、埋めましたというのでもなく思い切り使い切ることができたら!
そう考えるともうここしかないんじゃないかと思ってくる。

でも本当に広いスペースで柱がたくさんあるだけ。
パーテーションを立てるだけで、予算が間に合わないだろう。

柱は地下ということもあり1m角ほどの太さがある。
柱の壁に隠れることはできるがそれでは間仕切りにはならないがこの柱をうまく利用すれば、パーテーションや布で仕切ることなく間をしきることができるのではないか。

そうここは地下なので電気を消すと真っ暗にすることができる。
作品にピンスポを当てることで空間の中に大きな影を作る。
暗闇の中に作品が浮かび上がり、影によって間が仕切られる構成はどうか。

という提案により、テンションは最高潮!
実現できればかなりかっこいい!!
だけど普通にリスクはかなり高いし、学校を飛び出して展示をして失敗したら余計にださすぎる。
まあでもやるしかないっしょ!
面白いことできなきゃどうしようもない!



というプロジェクトがスタートしたっていう報告でした。
このお話は続くと思います。
今週も陶芸です。
若干陶芸疲れが出て来ました。
いや、オバタリアン疲れでしょう。
もう水曜日は陶芸行きません!


まずは大皿『太陽のメインディッシュ』についた余分な粘土を取り除いていきます。

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こんな感じの道具を使います。
ロクロで皿を回転させ、この道具を押し付けると粘土が取れていきます。

そんでこんな感じ。

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そして新しい作品を作り始めちゃいました。
今回のタイトルは未定です。誰かいいのあったら下さい。
モチーフは紙コップです。紙コップの陶器のコップです。

ただまあ潰れちゃってますが。

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最初は紙コップの模刻(ほんもののように作ること)をやろうと思ってたんですが、やっぱり素材的な違い、つまり紙コップの紙と陶芸用の粘土の違いのギャップが実際に使うコップを作るという時に模刻は適していないと思ったこと、
一番大きいのは焼き上がった完成形が全く想像できなかったこと、
昨日陶芸教室に来ていたオバタリアンに陶芸へのモチベーションをかなり下げられたこと
等々あり、模刻はやめ、ポップな感じの紙コップを目指すことにしました。

まあよく言われている「下手うま」的な感じでしょうか。
僕的には間の抜けた感じにしたいです。

とりあえず形は作ってみましたが、モチベーションが低いので、2日間で4個しか作れなかったです。
あとやっぱり完成形を想像したいけど、できない、のが痛い。


ということで2日から学校が始まります。
授業に出る気はないので、また来週も群馬で陶芸します。

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