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宮城県塩竈市で2月に作った伊保石仮設住宅のテーマソング「みなと、みなと」。
"みんなで港"という意味をかけ、塩竈のシンボルである港や故郷の情景を歌った合唱曲です。テーマ設定や作詞を、仮設住宅に住むみなさんと一緒に行いました。

『みなと、みなと』の試聴はこちら→ クラシオで『みなと、みなと』を視聴する

久しぶりに伊保石に行き、一緒に作ったみなさんとお会いし、一緒に歌ってきました!

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2月に作って以来、毎週火曜日に集会所で行われているお茶飲み会で、毎回欠かさず歌って練習してくれているそうです。今回は作曲者である音楽家首藤健太郎くんも一緒に塩竈へ行ってくれたので、仮設のみなさんにとっては貴重なプロの歌唱指導の機会でした!
毎週歌っていてくれているので、音程はバッチリ!2月に比べて、みなさんの声量も上がっているように感じました。2月に作った初回版は、声域が高齢の参加者のみなさんに合わなかったらしく、半音下げた改訂版を首藤君が作ってくれたのもあり、歌いやすくなったのもあると思いますが、あったかくなって気持ちも軽やかに、毎週歌いながらみなさんの歌唱力もアップしたんじゃないかと思います。
おじいちゃんおばあちゃんでも歌いやすいように、スローテンポな曲を意識して作ったのですが、普段あまり歌を歌わない人たちで、ましてご高齢で音域も限られているということまで、なかなか高くて音が出ない、ということまでなかなか僕らも気がつきませんでした。歌は歌ってもらって初めて歌になります。前回のブログでも書いたように、作ることは伝えるためにある。

はじめは伊保石仮設住宅のテーマソングをつくろう!っていう主旨だったけど、入居者のみなさんが、「ふるさと塩竈」をテーマに作りたいというアイデアを出して下さり、今ではビルドフルーガス高田さんの協力により、塩竈市の各地で歌ってもらえるように、伝え始めている。
震災時にも活躍した塩竈のコミュニティーラジオ「ベイFM」でも流してもらったりとか、うまく行けば来年度は小学校に合唱の授業でお邪魔できるかもしれなかったりとか。

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入居者のみなさんには、僕と首藤の漫才風トークのウケがいいらしい。作曲ワークショップコンビじゃなくて、お笑いコンビってことにしようかしら。

やっぱ当たり前のことだけど、曲ができる前と後では、みなさんとの関係性が全然違う。
関係性から作品を作っていく、っていうのがベースだと思っていたけど、作品制作を通して関係性を見ていくって方が難しいし重要なのかも。

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あまり意識もしていなかったけれど、2月は記念撮影をしなかった。
ドタバターっと作ってバーッと帰る、みたいなスケジュールだったし、なんか忘れてた。こういう写真があると、ただの記録じゃなくて、記憶になっていく気がする。
仮設住宅の集会所に、2月のワークショップの記録写真をプリントして、アルバムにはさんでみんなが見れるように贈呈しました。被災者として写真や映像は散々取られるけど、それがどうなったのかは、やはりあまり見たことがないということだった。送ったアルバムをさっそく楽しそうに見てくれていて、良かった。7月のワークショップの様子も、アルバムにして送ります。
振り返りの方法についても、自分なりに色々試しています。


今回のワークショップの様子をfacebookにアップしてます。よかったらこちらも合わせてご覧下さい。

7月のアルバム

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清心幼稚園の年長さんと一緒に、三泊四日で志賀高原に行ってきました。パパママと離ればなれで時々寂しくて泣きながらも、お友達と一緒に自然を楽しみ、冒険に心を燃やし、お友達と支え合う4日間でした。今のご時世、ただでさえ責任逃れで様々なイベントや遊びが奪われる中、三泊四日も子どもを連れてのお泊まり保育。清心幼稚園の伝統行事です。パパママにとっても、子どもにとっても、4日も離ればなれになることは初めての経験です。家と幼稚園の中だけでなく、行動のエリアを少しずつ拡げてきた年長さんの世界が、一気に拡大する機会です。

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2日目はガイドさんに案内してもらいながら、たくさん志賀高原のことを学び、楽しみました。僕の感動植物その1はモウセンゴケ!食虫植物のモウセンゴケは、この粘り気のある水滴で、蚊やブヨを食べてくれるそうです。そのおかげで、僕らが住むまちに降りてくる蚊やブヨの数が少なくなるんだって!ありがとうございます。

3日目は、1日目と2日目に感じたことを、表現してみようの日です。幼稚園からアトリエの一部をお引っ越しして、志賀高原にどこでもアトリエを設置!一番楽しかった思い出や、気になったものなどをグループごとに制作&発表します。

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アトリエ担当の僕は、この制作のアドバイスをすることになっていたのですが、どこの班も相談にきてくれず、悲しかった。しかし、社会人たるもの、仕事は自分で探さねば!と思い、出遅れながらもグループの制作の様子を見に行き、できる範囲で横やりを入れることにしました。唯一アイデアを膨らませることに協力できたのは、あるグループが制作した2日間楽しんだことを表現したショーケース。舞台を上げるのではなく、客席を下げる、というアイデアで、近くの坂道を使った舞台を作りました。客席と舞台の間には、志賀高原の植物と虫達がいて、自然をそのまんま舞台美術として利用しました。

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舞台美術の植物と、出演者のトンボ。

作るフェーズは、伝えるフェーズのためにある。
"発表の仕方"と"どこで発表するのか"を考えることによって、作ったものの見え方はまるで変わってきます。今回の発表は、どこでもアトリエから、近くのゲレンデにみんなを招待してジェスチャークイズを楽しんだグループ、坂道と段差を舞台に仕立てたグループの発表がとてもユニークでした。

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3日目の夜は、キャンプファイヤーは時代的にできずにキャンドルナイトでした。キャンドルを立てるためのグラスに透明でカラフルなシートを貼って、灯りを彩っていた子ども達。キャンドルナイトに移動する前の廊下で、非常灯をバックライトにキャンドルグラスを置くと、とてもきれいに光ることを発見し、楽しみました。ここに作ったグラスを置くときれいなんだよ!と友達に教えてあげて、順番に楽しむ。自分の感動を伝え、感動を共有すること、まさにこの伝えるフェーズのために、作るんですね。
子ども達の学びにとっても、ただ作ることを通して楽し学ぶだけではなく、どこがどうおもしろかったのか、なにに興味があったのか、作ってどう思ったか、何が大変だったか、など振り返ってみて、つたないながらも言葉にして、形にして、発表することで、自分の経験を学びに変えることができるんだと思います。人前に立って何かを見せたり話したりするだけでも、子ども達にとっては一大事。恥ずかしくて何も言えなかったり、うまくしゃべれなかったりするけど、またそれも良い経験になるんでしょうね。
僕も相当シャイな子どもでした。誰も信じてくれないんだけど。

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話は少し戻って、作るフェーズで、ある女の子が書いた作品プランのスケッチ。
膨らませたビニール袋にストローを差し、潰して空気をストローから抜くことで「ぶーーーっ」という音を出すバグパイプのような笛と、叩いてみんなで踊って楽しむための太鼓です。技術的にも時間的にも材料的にも実現することができませんでした。なんとか実現できるように、僕もプロフェッショナルとして燃えています!なのですが、三泊四日のお泊まり保育から帰ってくると、残念ながらうれしい夏休み、次にみんなが揃って登園するのは9月です。志賀高原での発見や感動を、熱いうちに振り返ったり、形にしたり、学びに変えていったりは、なかなかしにくいのかな。

今僕は前橋でシェアアトリエを探しています。そのアトリエが、こういう個の表現をつまみ上げて膨らませていく場にも使えたらいいなあ。


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荒井良二さんの絵本の原画の展覧会が前橋のフリッツアートセンターで始まりまして、
原画の展示設営を担当させて頂きましたー。
荒井良二さんご本人にお褒めの言葉まで頂き、光栄でございます。
塩竈でもプロジェクトをやっていらっしゃった荒井さんと、いつかお会いしてみたいなーと思っていたのですが、まさか前橋でお会いできるとは…。

展示は9月2日までやっておりますので、ぜひ足をお運び下さいませ。
以下ご案内。

空の絵本 森の絵本』長田 弘・荒井良二 絵本原画展

会期=7月7日(土)〜9月2日(日)
開館時間=11:00am〜19:00pm
休館日=火曜日(祝日の場合はその翌日)
会場=フリッツ・アートセンター
   群馬県前橋市敷島町240-41(敷島公園内)
tel : 027-235-8989 E-mail : info@f-ritz.net URL : www.f-ritz.net
入館料=無料

◎『長田 弘と荒井良二の本棚』
期間=2012年7月7日(土)〜9月2日(日) 午前11時〜夜7時
会  場フリッツ・アートセンター / 絵本屋
※ 長田さんと荒井さんが選んだ本で棚をつくります。
だからふたりは「棚屋」の主人です。
いったい、どんな本が並ぶでしょう。

■お問い合わせ
フリッツ・アートセンターTEL027-235-8989 
E-mail info@f-ritz.net


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