<   2012年 06月 ( 4 )   > この月の画像一覧

d0089386_13401358.jpg


幼稚園のアトリエコーナーは、絵の具やら木工やらをすることができます。絵を描いている子の隣で木片に釘を打ち込んでいる子がいる、という風景は珍しくありません。
子ども達は、友達が使っているものや持っているものをすぐに欲しがります。絵を描いていた子が、となりで金づちを使っている子を見て、
「〇〇ちゃんと同じの使いたい」
と言います。
「金づち?絵を描いてるのに?」
と思いつつ金づちを出して渡すと、紙を叩き始めました。
木工をやっている子達もそうですが、何かを作るという目的が明白で、金づちと釘という道具を選択し、金づちで叩くという行為をしている、というわけではなく、"金づちで叩く、のが楽しい"とか、"友達と同じことがやりたい"という動機でしかなく、それはただのアクションになっています。
なのでこの絵を描いていた子も、隣の友達と同じように金づちで叩きたかったんでしょう。

そこで、金づちに絵の具つけてみることを提案しました。
「いいの?」
と聞き返してきたのが意外でしたが、筆で金づちに絵の具をつけて、紙を叩き始め、やがて絵の上にボタボタと絵の具をこぼしてその絵の具をめがけて叩き始めました。

ジャクソンポロックも顔負けのアクションペインティング!

d0089386_13402376.jpg


つられて他の子も参戦!

d0089386_1340694.jpg


予想通り紙はぼろぼろ!

d0089386_1339567.jpg


金づちもカラフルに!
(もちろんちゃんと洗いました。残念。)


この子も、「いいの?」と聞き返してきたように、金づちに絵の具をつける、ということは、やってはいけないこと、という固定観念が生まれてしまいます。特に大人は。
普通に考えたらやってはいけないこと、を含めて、今までなかったものを組み合わせていくだけでも、おもしろい発明は生まれていきますね。
0から1を生み出す喜び、というよりも、1+1=10とかそういう感じかな?

やってはいけない、というのが植え付けられた考え方になっていくのではなくて、どうしてやってはいけないのか、どうしたらやってもいいことに変わるのか、って考えることも大事ですよね。


twitterを始めました!

にほんブログ村 美術ブログ 現代美術へ

どうもクリックしてもらうものらしい!
[PR]
d0089386_19365974.jpg


清心幼稚園の親子向けに、親子でサラダになるワークショップ《サラダこうじょうみどりやさん》をやってきましたー。

〇開催概要
『サラダこうじょうみどりやさん』
内容=幼稚園での子どもの遊びを親も一緒に体験しつつ、親子みんなでサラダになるワークショップ!
企画=中島佑太×平井陽子
日時=2012年6月16日(土)9:30~12:00
会場=清心幼稚園ホール
参加者=清心幼稚園関係の親子親子19組(57名+保育者数名)
主催=清心幼稚園


d0089386_19364433.jpg


全身緑まみれのカエルさんも何匹か。ぴょこぴょこ。

普段、幼稚園のアトリエコーナーでは、年中さんを中心に体に絵の具を塗る遊びが活発化していて、服に絵の具がついたまま家に帰ってしまい、お母さんを困らせることも多々起きています。しかし子ども達はこういったアクションの中で遊びながら学んでいて、その様子を保護者のみなさんに、ただ見てもらうだけではなく、普段幼稚園で子ども達がどんなふうに感じて、楽しんで、学んでいるのか、一緒に体験してもらいながら見てもらうのが1つの狙いのワークショップでした。

新聞紙や和紙に、何種類かの緑色を塗りまくり、乾かぬうちに袋に詰め込み、大小さまざまなバルーンを作り、大きな山のように積み上げていきます。するとはじめはきれいだった手も、段々絵の具がついてきて、大きなサラダ山を作っている間に自分の体もまるでサラダであるかのようになってきます。
所狭しと作業をしているうちに、足にもだんだんと絵の具がくっついて、足下が段々見えにくくなり、絵の具のカップを蹴り倒し、大惨事が起こっているうちに、手や服についた汚れも気にする間もなくなり、いつの間にかママ達の悲鳴は歓声へと変わっていくようでした。

終盤になると、自分たちの作ったバルーンが段々積み上がり、どうしても飛び込みたくなってしまいます!ふんわりお山にダーイブ!となりのお友達に向けてバルーンをポイっ!っとやっているうちに、あれれ自分たちがいつのまにか大きなサラダの一部になっているではありませんか!



幼稚園には来週もこのワークショップの会場が残されることになりました。参加した園児達を中心に、園内の遊びとして継続していくことを狙っています。そこに僕はいられないのは残念ですが。

最近、園児と何かを作り始めては、別の仕事で幼稚園には行かなくなる、という関わり方が続いていて、発生した遊びを保育者のみなさんとメソッドの共有ができぬまま、遊びが風化する、ということが続きました。でも、「天井にしまう」のように、発生した遊びの"片付け方"が、遊びの風化を、"物語"という形に置き換えたように思いました。
子ども達との遊び(ワークショップ)のメソッドを、保育者と共有し、継承してもらうのが一番いいのかもしれないけど、保育者のみなさんも日常的な園児との関わりで手が一杯ですし、それもなかなか大変になってしまう。そこで、物語を共有していくことで、風化していく遊びをいつでも引き出すことを可能にしたり、別の形に展開したり、または風化=打ち切りでは無くなっていくのではないでしょうか。

その物語を共有する仕組みを考えてみたい。


ワークショップの様子はこちらをご覧下さい。
こちらだよ

最近の幼稚園での活動はこちら
幼稚園で色々する

twitterを始めました!

にほんブログ村 美術ブログ 現代美術へ

どうもクリックしてもらうものらしい!
[PR]
d0089386_1112158.jpg


清心幼稚園の子供たちと一緒に、材料を天井にしまいました。

d0089386_1123891.jpg


(前経緯略)
中島「この材料、どこにしまう?」
子A「天井にしまう!」
中島「どうやって?」
子A「はしご」
中島「じゃあはしご持ってくるね」
子A「いや!やっぱいい!」
中島「え、やってみようよ!」
…はしご(脚立)を持ってくる。
中島「さて、どうする?」
子A「テープで貼る」
中島「何テープ?」
子A「マスキングテープ!」(←マスキングテープは覚えたて)
中島「よし、試してみよう」
子A(10cmくらいマスキングテープを渡す)
中島「短っ」
子A(30cmくらいマスキングテープを渡す)
…貼ってみるけど、コンクリートの梁に上手くテープがくっつかない。
中島「貼れないね。」
子B「ひもを使う!」
中島「どうやって?」
子B「そこのわっかに通す!」(←最近つけてもらった吊るしアンカーを発見する)
中島「どんなひもがいいかな?」
…この様子を見ていた園長先生がすずらんテープを持って登場
…子供たちと相談し、2枚目の写真のように貼ったすずらんテープの上に、材料の紙を置いてみる。
中島「これでいっか!」
子A「これじゃあさー、中島先生みたいな大きい人がどーんってぶつかってさー、風とかふいて落っこちちゃうかもしれない!」
…中島、シミュレーションしてみると、やはり落っこちる
中島「あーダメだ、どうしよう。」
子C「ひもをもう一本やる!」

というようなやりとりを通して、「天井にしまう」ことが達成されました。
AくんとBくんは年中さん。Cちゃんはなんと年少さんでした。

演劇の台本風に書いてみました。


twitterを始めました!

にほんブログ村 美術ブログ 現代美術へ

どうもクリックしてもらうものらしい!
[PR]
d0089386_21405563.jpg


報告展+トーク版!でんでん虫と羅針盤は、無事に終了致しました!
ご来場くださったみなさま、ご協力下さったみなさまに、改めて御礼申し上げます。

d0089386_21405294.jpg


今回の目玉は、なんと言ってもこの大漁旗の日傘でしょう!
被災地支援活動から生まれたつながりが、新たな活動を作り出し始めました。前橋に住む僕たちと、塩竈に住むあの人達が、このまちのこの店と、あのまちのあの素材をマッチング!

前橋の弁天通にあるセキネ洋傘店と塩竈で使われなくなっていた大漁旗が出会う。職人というまちの宝と、大漁旗というまちの宝のコラボレーション。今夏に販売開始する目標で現在準備中です。


26日は、1日限定のイベントにも関わらず、60名を超える来場者があり、苦手な広報はとりあえず合格点!と言えるのではないでしょうか。新聞に日傘の紹介をして頂いたこともあり、普段とは違う客層の方も増え、新しいリアクションやつながりが増えていく手応えもありました!
アートイベントは集客のためにあるのではない、という議論も多々ありますが、まずは集客ありきなところも大きいと思います。集客がなければ、回りで応援してくれている方に示しが付かないし、もしくは毎度お馴染みの固定客しか来なければ、内輪感が出てきてしまうし思考停止に陥ってしまいます。

アートプロジェクトはしばしば、地域の課題の向き合う活動だと言われます。
例えばセキネ洋傘店は、弁天通りで100年続く老舗で、群馬県内唯一の洋傘専門店。ご主人の関根健一(69)さんは、4代目の当主。その歴史の裏には、跡継ぎの問題や、大型商業施設の参入、店に並ぶ専門店ならではの洋傘の先に並ぶ300円の中国製の傘、など、複雑な気持ちになることも同時に見えてきます。地域でのアートプロジェクトがこれらの問題への解決策を提示するわけではありませんが、地域の中に入り込んで様々な活動をするとき、ふとこのような諸問題や課題がイメージ化されることがあります。

今回ドキュメントとトークで振り返った被災地支援活動に関しても、テレビを見ているだけでは知り得ない被災地の問題やニーズがありました。応急的ではありながらも、そのニーズに対するささやかなリアクションを続けてきたことを考えると、これから塩竈の人達と付き合いながらお互いの地域で活動していくことに、被災地支援活動との共通点はたくさん見出せる気がしました。
東北全域に視野を伸ばせば、被災地を巡る問題はまだまだ終わりが見えませんが、塩竈の人達とのつながりは、今後、被災地支援活動ではなく、交流型地域活動にシフトしていきます。

また、今回のトークでは前橋のまちなかで最近活動が活発化している前橋〇〇部を紹介しました。

http://www.facebook.com/maebashiooclub

交流型地域活動というと壮大なプロジェクトとして取っ付きにくい印象を生んでしまいそうですが、前橋〇〇部は、気軽に緩やかに続けて行くイメージを生み出すうまいパッケージングがデザインされている活動です。「〇〇したいを形にする」をキーワードに、様々な〇〇を部活動化してしまう、"軽いノリ"を活動体に仕立て上げるデザイン、とも言えると思います。

今後はこういった活動にもうまく巻き込まれつつ、プロジェクトへの参加者を増やしつつ、細くても長い活動を作って行きたいと思ってます。
みなさんもお気軽にご参加くださいな!

twitterを始めました!

にほんブログ村 美術ブログ 現代美術へ

どうもクリックしてもらうものらしい!
[PR]