FMゆめ団地 おもいで放送局!!

おひさしぶりです。

中島佑太は井野団地を退去し、現在横浜に滞在中です。
もう1週間経ってしまいましたが、
先週金曜日に取手アートプロジェクト2008の搬出が終わり、FMゆめ団地ふれあい坂スタジオを空にして来ました。

ここでちょいと振り返りをしてみたいと思います。

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井戸型ラジオブースでは、マイクを井戸の縁に置く。

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タクの操作をしながらお客さんと話したり、ということもあります。
自分でPAをしながら、ゲストとしゃべるというのは、リスナーに取って良い放送が行われているかどうかは、果たして分かりませんが、自分でPAとMCをやることの方が緊張感が出て、頭が冴えます。しゃべりのみの時は意外と人の話を聞き逃す。

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FMゆめ団地への最後の差し入れ!
この他にもたくさんの差し入れをいただきました。
本当にありがとうございました!

過去に、アーティストインレジデンスのような他地域で作品を作ることになったときにも思ったのですが、“その土地に慣れるまで”ってその土地の食べ物で体が出来たときなんかないかって思った。食べたものが消化され排泄されるまでにおよそ3日かかるらしい。つまり、3日間その土地のものを食べて初めて自分の体がその土地に馴染んでいく。
今回はたくさんのおいしい差し入れをたくさん頂き、おとなりのドングリパンもたくさん食べ、毎晩参加アーティストと食事を共にした。まさに体は井野団地、TAPbody!

井野団地合唱団も歌も、一人の住民としての気持ちで作ることができたんじゃないかと思います。
決して押しつけではない、「ここは井野団地、僕のうちだよ」、
ワークショップは参加の形態、いかにコミットできるかの指標です。
(合唱についてはまた書きたい。)


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ということで、いつも一緒にご飯を食べていたメンツ、宮田篤くん佐藤未来ちゃん・と柳川瀬祐子さんに加え、会期終了後満を持して登場!日本大学佐藤慎也研究室チームのリーダー大野君も加わり、TAP最後の週を惜しむ会が毎晩開かれましたとさ。

大野君は急遽加わることになったので、自分の分のさんま(1尾)のみを買いにスーバーへ。
さんま1尾だけを買い求めるって、どんだけストイックな買い物だよ!って感じで面白そうだったので着いていき撮影、しようというベストタイミングで、井野団地でいつもスタジオに来てくれている小学生兄弟にシャッターチャンスを邪魔される。
ご両親とおそらく夕飯の買い物に来ていたので、
「いつも遊びにきてもらってありがとうございます。」
と、挨拶をしてみるも、ぺこりと頭を少し下げただけのお母さんと、まるで興味なさそうに通り過ぎるお父さん。
現代アートやらアートプロジェクトに興味を持っていなくてもいいけど、自分の息子が少なからず(子どもらしい)迷惑をかけているのだから、もう少し愛想使えないのかな??
それとも僕らがやっていることが間違っている可能性は往々にしてあるかもしれない。

井野団地の子どもに対して、僕らは一緒に遊んだり、時に冷たく突っぱねたり、厳しく怒鳴りつけたり、ラジオのルールを叩き込んだり、かなり長い時間をかけた。
ラジオがうまくできないのは当たり前のこととして、言葉遣いも悪い子や、誰のものか分からないお菓子を食べ始める子や、ゴミを平気で外に捨てる子や、全く言うことを聞かない子、俺のことをおじさんて言う子、その長い時間の中で、“井野団地の子どもは節操がない”とか“教育が全くなっていない”とか“最近の子どもは…”と始めはストレスを感じていた。
でも低下しているのは、子どもではなく、親の質であり、周りの大人の質だ。
挨拶もろくにできない親。
井野団地の子どもを叱るな!という行政。
それを鵜呑みにして、ろくな説明も結局出来ないスタッフ。
そんな場所で、子どもと接する意味、アートプロジェクトに子どもプログラムがある意味をいったい何人の大人が真剣に考えたんだろう。

僕はスタッフから「子どもを叱らないで下さい」と言われても、井野団地の子どもを叱り続けた。僕も意外だったのは、怒られたことが原因で来なくなった子というのは実はいなかった。
みんなまた来る度にラジオに出演をして、最後はみんなちゃんとラジオでちゃんとラジオっぽく話せるようになった。
子どもはただの馬鹿じゃない。ただ伝えてくれる大人がいなかっただけ。

そもそも子どもを子ども扱いすることが間違っていると思う。
子どもは1人の人間だ。もちろん体力的にも精神的にも弱いところはフォローしつつ。


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最後の一週間、僕らは本当に名残を惜しみながら楽しんだ。
まずは僕らが楽しまねば、人を楽しませることなんてできない!


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FMゆめ団地ふれあい坂スタジオは解散!
また会う日まで!

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本当に勉強になりました。
公募に応募してよかった!
曖昧なプランに真剣でつきあってくれたスタッフのみなさんもありがとう!

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滞在初日に井野団地の加藤さんからもらった原付で前橋に帰ります!
利根川は渡りません。
取手から利根川を遡行するとうちが見えてきます。


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ではまた会いましょう!
取手の高校生に後は任せてね。



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by YUTAnakajima | 2008-11-28 13:11 | ラジオ/radio